佑愛side


‘…お母さんっ!お父さんっ!…置いて行かないでっ!!……1人にしないで…お願い…’


ハァハァ…

なんだ夢か……最近多いな…

私は起き上がって、額の汗を拭いた

そして制服に着替えた

この制服を着るのも今日で最後だな…

ピーンポーンッ!!

静かな家にチャイムの音が鳴り響く


「佑愛〜。おはよっ!!」

「おはよ麻実」


麻実は毎朝私の家に迎えに来てくれる

それも今日で終わり……

明日から私は違う町に行く………