私は真広を見ないようにそっぽを向いた



「っ‥なんでだよっ」

真広が何かをボソッと言った


そう真広は言った瞬間私の頭をその大きな手で掴みグイッと顔を動かした

「っ‥⁉︎」

真広の顔がすぐ近くにある
嫌なのに‥見たくない‥のに‥



「お前の言った通り俺にはお前の過去を知る必要はないかもしれない。だけど知りたいんだよ!お前がもしその過去のことで苦しんでるんだったら俺も一緒に苦しむ。二人で分けたら少しは梨有も楽になれるだろ?梨有の‥力になりたいんだよ‥。」