――僕は自分の叫び声で目を覚ました。

時刻は午前7時。

今まで見てたのは夢だったのだろうか……?
やけに現実味を帯びていた。

窓からは心地よい風が吹いている。

あれは本当だったのだろうか??
服を見ても砂が付いてる様子もない。

僕は不思議に思いながら、考える
昔、あのデザインのものを見たことあるような気がした。

ここを見たらなにか分かるだろうか。
そう思って小さな棚に手を掛ける。
ここの引き出しを開けるのは何年ぶりだろうか。
昔はよく宝物入れとして使っていたが、今となってはそんなものを得る機会も少なくなった。