そして運が悪いのか良いのか杉本奏多が私の隣の席になった。

私にとっては最悪…。
でも杉本奏多にとってはラッキーだったらしいなぜだかわからないけど。

授業中。
「なぁ。こんなの回ってきたんだけど。お前にあげればいいのか。」
と言って私の悪口を書いた紙を私の机に置いた。いや置こうとした。
杉本奏多はその紙を置かなかったのだ。
そして私の机に置いてあった紙を全部とっていった。
「えっ何やってんの。いいからやめてよ。」
と言うと
「なんで？それじゃあお前まともに授業うけれてないだろ。いいから気にしないで授業うけろ」
と言って何もなかったかのように杉本奏多は授業をうけた。