「梨紗?わかった?私が今言った通りにするのよ?」
次の日の休み時間に、私は、彩乃に作戦を聞いていた。
「わっ…わかった…!本当にこんなんで優ちゃんに許してもらえるかは謎だけど、とりあえずやるしかないよねっ!」
「そうよ!がんばれ、梨紗!」
「うん!」
その後、残りの教科も終わり帰る準備をしていた。
すると、
「なぁなぁ、山本ー!ちょっと時間ある?手伝って欲しいんだけどー。」
高校に入って仲良くなった男友達の、柳 隼人が話しかけてきた。
「手伝うって?何を?」
「日直の仕事、色々残ってんだよー泣」
「もーっ!仕方ないなぁー…
私が、日記書くから隼人くんは黒板消しね?」
「さんきゅー」
「早く終わらせるよー!私この後、用事あるんだからー!」
