和也は首を横に振って私から目をそらした。 「じゃあな」 「うん、じゃあね」 私と和也の別れ際の挨拶は、いつもハイタッチ小学生の頃からなぜかそう決まっている。 パン 私達はいつも通りハイタッチをして別れた。