夢を見た。


裕真におぶってもらっている夢。
裕真の背中は広く、あたたかかった。

私はただ泣いていて、裕真は困った顔をしていた。

裕真は私を降ろすと、悲しそうに私を抱きしめて
『忘れないで…』
と何度もつぶやくのだった。