「えーとね、伊吹翔君。サッカー部の1年生」 「は、初めまして」 「初めまして」 さすがお嬢様ってかんじのお行儀よくぺこりと挨拶する七実。 それにたいして伊吹君は天使の微笑みを見せる。 ちらっと七実を見ると、ほんのり赤い顔をしていた。 まさかね。 「伊吹君、ちょっといい?」 沙羅ちゃんが伊吹君に聞く。