バレてた。 伊吹君にはなんでもわかっちゃうなぁ。 そう思うと、涙があふれてきた。 「伊吹君。伊吹君〜。ひっ。ずっとずっと、応援、してるから……」 「うん」 「小さいころ、励ましてくれてありがとう。隣にいてくれてありがとう。迷惑ばっかりでごめんね。大好きだよ〜」 子供みたいになきじゃくって、伊吹君にしがみついた。