「デートも最初の方は全然したことなくてさ。最近になってから、一緒に帰るようになったんだ」
へー。
そうなんだ。
2人が付き合い始めたのは中学の卒業式からだから、そんなに時間は経ってない。
木下星矢は、それほど里緒を大切に想ってるってことか。
「色々あったけど、今は幸せかな」
「里緒、可愛い〜!」
幸せそうな里緒の顔を見て、あたしまで幸せな気持ちになる。
「もー、からかわないで。そういう志帆は久間君のことどう思ってるの?」
恥ずかしいのか、里緒は手でパタパタと顔を扇ぐ。
「どうって……悪魔としか思ってないよ」
それ以外、他に何かあるなら教えて欲しいくらいだよ。



