だけど、あたしを見る眼差しはどこか冷たくてトゲトゲしさを感じる。
なんだか、歓迎されていないっぽい。
「でも、晴斗変わったね〜!中学の時は知的で秀才って感じだったのに、今はハデな感じだもんね〜!あ、彼女さんの趣味とか?」
クスッと笑われて、嫌味を含んだ瞳を向けられる。
なんだか、バカにされたような気分になった。
「そんなんじゃねーよ。高校デビューってやつ」
「あはは。晴斗には無縁の言葉だと思ってた〜!ビックリしたよ〜。早苗と付き合ってる時は外でベタベタするのも嫌がってたのに、今は手なんか繋いじゃってるんだもん。高校デビューしたら、内面まで変わるんだね」
薄々感付いてはいたけど、早苗さんが晴斗の元カノだったなんて。
確かに晴斗と並ぶとお似合いだから、不思議ではないけど。



