「は、晴斗っ!!」
力み過ぎて大きな声が出た。
キスされたわけでもないのに、恥ずかしくて顔から火が出そう。
ううっ。
「ぷっ」
「な、なんで笑うの?」
呼べって言ったのは、久間君のくせに〜!!
全身が火照って熱い。
「いや……なんか、そんなに全力で名前呼ばれたの初めてだから」
クククッと、まだ久間君は声を押し殺して笑っている。
「もう呼ばない。絶対呼ばない」
せっかく必死で呼んだのに笑うなんてひどいよ。
「拗ねんなって。呼ばれてすっげえドキッとしたし、これからもそう呼んでくれると嬉しい」
うっ。
ドキッとって。
そんなことを言われちゃったらもう。
「……うん」
そう言うしかないじゃん。



