「まぁ、付き合ったら土日のどっちかは休み取るようにするから心配すんなって」
「えっ、な……っ」
そんな意味で言ったんじゃないんだけど。
「毎週デートしような」
陽に透けたオレンジ色の髪をクシャッと掻き上げながら、久間君はあたしの目を見てはにかんだ。
ーードキン
胸が高鳴ったのと同時に、すぐそこに久間君の気配を感じて。
さっきまで空いてた微妙な隙間がなくなっていた。
左半身に意識が集中する。
肩と肩がトンッと触れ合った瞬間、ギュッと手を掴まれてビクッとなった。
「く、久間君……っ手、手……」
「んあ?いいだろ、手ぇ繋ぐくらい」
「いや……でもっ」
照れるんですけど。



