「晴斗のこと?」 机に向かっていた奏太は、あたしの口から久間君の名前が出たことに驚いて椅子に座ったまま体の向きを変えた。 久間君のことを双子の奏太に聞くのはどうかと思ったけど、一番仲が良いみたいだし……。 『晴斗の何を知りたいの?』って聞かれると困るけど、どうしても奏太に聞いてみたくなったんだ。 だけど、いざ奏太を目の前にすると何を言えばいいのか困ってしまう。 「晴斗、優しいでしょ?」 え……? あたしの気持ちを察したのか、奏太は可愛く笑いながらそう言った。