準備を終え家を出る。これから二時間近い時間をかけ仕事場へ行かなければならない。
どうせ直行直帰でいいなら近くにしてくれればいいのに。俺は不満を感じながら電車に揺られる。
仕事の内容はアイドルのイベントの警備の指示だ。
城田もこの現場に来るはずだった。
どうせだから、休憩中はゲームの話でもしていよう。
「中野ちゃーん!」
現場に着くや否や城田が声をかけてくる。ニヤニヤしながら先輩より遅く来るなんておかしくない?とチクリと刺さることを言う。
「でさ、でさ、フレンド増えた?」
早速この調子だ。
「その話は休憩中にしましょう、今日のイベントのスケジュール、人員、あと何でしたっけタレントの…」
「阿部雪菜ちゃん!かわいかったよ!」
早く来た理由はそこか。リハーサルは本当に近い関係者以外立ち入り禁止のはずだ。
「あそこの部屋からね、借りてる鍵ではいっちゃった。」
警備会社の主任がする事とは思えない。
「その事はしっかりと上に報告させていただきます。毎回毎回…」
全く反省の素振りのない城田を横目にスケジュールに目を通す。
時間は7時。10時のイベント開始時間までにできる限りの準備をしなければならない。
俺は警備の隊長に声をかけ指示を伝えた。
どうせ直行直帰でいいなら近くにしてくれればいいのに。俺は不満を感じながら電車に揺られる。
仕事の内容はアイドルのイベントの警備の指示だ。
城田もこの現場に来るはずだった。
どうせだから、休憩中はゲームの話でもしていよう。
「中野ちゃーん!」
現場に着くや否や城田が声をかけてくる。ニヤニヤしながら先輩より遅く来るなんておかしくない?とチクリと刺さることを言う。
「でさ、でさ、フレンド増えた?」
早速この調子だ。
「その話は休憩中にしましょう、今日のイベントのスケジュール、人員、あと何でしたっけタレントの…」
「阿部雪菜ちゃん!かわいかったよ!」
早く来た理由はそこか。リハーサルは本当に近い関係者以外立ち入り禁止のはずだ。
「あそこの部屋からね、借りてる鍵ではいっちゃった。」
警備会社の主任がする事とは思えない。
「その事はしっかりと上に報告させていただきます。毎回毎回…」
全く反省の素振りのない城田を横目にスケジュールに目を通す。
時間は7時。10時のイベント開始時間までにできる限りの準備をしなければならない。
俺は警備の隊長に声をかけ指示を伝えた。