「勇希くん、ありがとう。」

私のお母さんは勇希にお礼してた。


お母さん、仕事休んで帰って来たんだ。



勇希は心配そうな顔をしながら、帰って行った。


「みずき、病院行きましょ。」

「うん…。」

私はお母さんに連れられて、病院に向かった。


すると、医師の人に入院しないといけないと言われた。



また入院しないといけないの?


そしたら、勇希と登校したり、お昼一緒に食べたり、放課後にちょっとデートなんかも出来なくなる。


それに、もうお出かけも出来ないよ。



「勇希…」


私は渋々と白いベッドの上に横たわった。


病院のベッドはぐっすり眠れないんだよな。