倒れそうになった私を支えてくれた。


「ごめん。」

「さっきからごめん言い過ぎ。何の苦にもならないから。」


勇希は優しいね。


勇希は私をおぶってくれて、家まで送ってくれた。



桜のつぼみが咲き始める頃、
涼しい風が2人を包み込む。


今年もずっと季節を感じながら、一緒にいれたらいいのに。


もう余命のカウントダウンが来てるんだ。



私、本当に死んじゃうのかな。




自分が死ぬなんて、未だに信じられないよ。