そっか…死ぬんだ。


いっそ死ぬなら、
自分からいなくなった方がいいかもしれない。


なんて…本当はそんなこと、
これっぽっちも思ってない。






私の名前は西宮みずき。
極普通の高校2年生。


寒くて凍えそうな11月の夜、
私は病院に来た。

前から、よく激痛に頭が痛くなっていた。
でも、寝たら治るからそのままにしていた。


まさかそれがガンだったなんて…。



私は自分を病気にさせてたんだ。


もっとはやく病院に行っていれば…



そんなこと思っても、もう遅いのに。