美咲は大丈夫かな?


「おはよー。」

美咲は笑顔だった。
友達とも仲良くて、普通にしてた。


心配してたけど、大人だよな。
よかった。


「ナナセ、これなんだけどさー。」

「なに?」

あっ、西宮さんだ!!!


やべー、今日も可愛い。


髪がふんわりと巻いてて、触りたくなる。


周りの男子も釘付け。

そういうの気づいてないんだろうな。



「キモい。」

龍司はボソッと呟いた。


「ひどいな。」

俺は笑ったけど、一瞬にやけてしまった。


「深田くん、何かいつもよりかっこいいね♡」

「そうかな…?」

俺にはよくわからないや。
いつもよりって、何もしてないけど。


やっぱり今日は違うのかな?