実際に勇希と付き合ってることがバレて、一緒に勇希と過ごしていくなか。

勇希ばっかりくっついてて、舞達のことなんて考えてなかった。


「私の方こそ、ごめんね。」

「また、一緒に行こ!」

「うん!」

どこに行くのか分からないけど、とりあえずうんと言った。


舞は主語がないから、理解し難い時が多いんだけど、他の子よりも理解がある方だと思ってる。


中学の頃からの友達だからかもれないけどね。







放課後。


私は生徒が少なくなったところで、靴箱に行った。

勇希が待っていた。


相変わらずのかっこいい後ろ姿。いつもなら、走ってギュッと抱きつくところだけど、もう出来ない。


終わりだね、勇希。



「勇希っ!」