「バカみたい。」


友達からも何も言ってこなかったし…私って、ちゃんと呼べる友達いないのかな?


悲しいよね、それって。


きっと、みずきちゃんも私のこと友達だなんて思ってないよ。

ひどいことしたもんね。


「美咲ちゃんっ!」

「ん?」

みずきちゃん。


「どうしたの?」

「一人だから、一緒に行こ!」

次の授業は移動になる。
いつも一緒にいてた友達は勇希みたいに距離が遠い。

「いいよ、一人の方がいいし。」

元はと言えば、みずきちゃんがいるからこうなったと言ってもいいくらいなのに。

またひどいこと言ってる…。
せっかく誘ってくれたのに。


「そんなことだから、友達にも嫌われるんだよ。」

鋭い言葉。