「私、死ぬんだよ?」

「だから、何って言うんだよ。」

深田くんが怒ったの始めて見た。

「俺は諦めないから。」

「深田くん…。」


私はどうしたらいいの?


それに、美咲ちゃんはどうなるの?
深田くんのこと、別れたくないって言うよ。

本当に好きなんだって分かるもん。


「そろそろ帰ろっか。」

「そうだね。」

お会計を済ませ、外に出た。

冷たい風が肌に当たる。

「大丈夫?」

「うん。大丈夫だよ。」

私のことを心配してくれる。
本当は、そばにいてほしいよ。


「ここでいいよ。」

「家知ってるし。送らせてよ。」

彼はそう言う。

体を心配してなのか、それともまだ一緒にいたいと思ってくれてるのか、分からなかった。」