「俺、お前のこと好きなんだ。」









え?

岡本くんが…私のこと好き?


ちょっと待ってよ。

どういうこと?



寒さのせいもあって、頭の中うまく整理出来ない。



「私のこと…好きなの?」


「好きだよ。」


好きっていう言葉がフリーズする。


いつから?
何で?

でも、何となく私のこと好きなんじゃないかって思ったことはある。


だって、私以外の女子と話したとこ見たことないもん。


でも、私。

もう死んじゃうんだよ?
もうすぐ死ぬ私と付き合っても何もならない。

この先、ずっと一緒にいれるわけでもない。


それに、私は深田くんが好きだから…。



それが言えない。


頭が混乱する。




「俺じゃ無理なの?」