続 音の生まれる場所(上)

朝日のように力強い音で、私を呼び戻してくれた。
生きた心地のしてなかった私に、音を避けないで…たくさん聞いて…と言ってくれた。

三年前の冬、貴方の音が遠くなってからは、迷ったり、疑ったり、間違えたりした。
貴方はいつだって私の側にいたのに、それに気づいていなかった…。
人を傷つけ、自分も傷ついた。そうしてやっと、大事なものが眠ってるだけだと知った…。

音が再び聞こえ出してから、毎朝毎朝、奏で続けたこの曲。頭に浮かんだのはいつも、貴方の笑ってくれる顔だった…。

「忘れない…」と言ってくれた言葉の通り、ずっと思い出してくれたと聞いて、嬉しい反面、心苦しくもあった…。
努力を重ねてきた貴方に恥じない演奏をしようと、肩に力が入り過ぎてた時も、ベストを尽くすことの大切さを教えてくれた…。

語ってくれた音の全てが、これまでも今も、私を支え続けてくれる。
感謝という言葉だけではもの足りない。何もかも、思いの全てを語る力もない。それでも…

今の気持ちに相応しい語りをしたくて、生きてるということの素晴らしさを音にしたくて、私はここに立ってる…。
貴方がくれた音の世界で、皆に音を贈り届けている。
あの日の貴方のように、温かく力強い音で、語りかけてみたい…。ブラスの仲間と共に、言葉を贈り続けたい…。


今日という素晴らしい日に、出会えたことを喜んでいる。
あなた方の周りにいる全ての人に、感謝の思いを伝えたいーーー。


ありがとう…。
ここにいてくれて…。

時間を共にしてくれてありがとう…。

言葉を聴いてくれてありがとう…。

生きていてくれて……ホントに…ありがとう……。



いつも言ってる大事な一言…。


…大好き。
皆のことが大好き。
だから…また…会おうね……。