そして12歳の冬。 「お前なんか出てけ!!二度と帰ってくんな!!帰って来たら殺すぞ!!」 「ああ!!こっちから願い下げだよ!!こんな家、出てってやる!!」 そう言い捨てて俺は家を飛び出した。 しかし俺はまだまだ子供と言われる年齢で。行くあてなどない。かといって家に帰るのは死んでも嫌だ。 仕方なく家からだいぶ離れた公園のベンチに座り野宿をすることにした。 しばらくうつむいていたとき、 「ねぇ、お菓子、ある?」 唐突に奇妙な女の声がした。