「水無月さん…!」

「…!なんですか?
伊織様…」

「前の傷…大丈夫ですか…」

「問題はありません…
ヴァンパイアですから…」

「どうしてですか…
ヴァンパイアだから、
怪我してもいいとか
ヴァンパイアだから
そんなことで死なないとか、
どうでもいいんです…!
ヴァンパイアでも…痛いんです…!」

「……!」