生徒会室〜



「さぁ、過去のことは置いといて…
自己紹介しようか…
あ…言っておくことがあった…
水無月光希は、俺の弟だよ…」


「そうなんですか…」

ガチャッ

「来たみたいだね」


「……」
扉を見るとさっきの皆んながいて、
私にひざまずいていた、

「伊織ちゃん、
驚いているかもしれないけど、
この学校では、
入試で一番とったものに従う
ヴァンパイア界では、
強いものに従う、
動物は弱肉強食…
人間だけだよ、こんなにも甘いのは…」

「…そんなのは…おかしいから、
人間の世界は変わったんです…
昔は弱肉強食で…
差別が酷くて…
戦争ばかり…
それをして、
多くの人々が亡くなった…
だから、誰もが平和で…
毎日笑える国を作ろうって…
皆んながそう願うんです……
私は…」


「大丈夫だよ、
君が悪くない限り彼らは傷つかない」


「会長、自己紹介を…」

「そうだね、水無月くん…」

「僕は…水無月光希です…
今日から貴方に
仕えさせていただきます…」

「…」

「私は天道水城です
同じく貴方に
仕えさせていただきます。
あと一つ伊織様に
聞きたいことがあります」



「……?」



「伊織様…貴方は皆が共存できると思っていますか?」

「それは…そう思う人は
共存…できるし…
思ってない人はできないと思います」