「伊織様…どうぞ…」

「ありがとうございます…」

みんなは私に注目している…

「えっ…と、
私は、人間の味方でも、
ヴァンパイアの味方でも、
ありません…」

皆んなが、騒いでいる。

「みなさん静かにしてください」
みんは、静かになり…
「あの…そうじゃなくて…
私は助けたいと、思ったら、
助けるんです
たとえ、
その人がヴァンパイアだとしても」