私の名前は、橋河逢夜歌(はしかわあやか)
私は、学校が嫌い、大嫌い…
けど、先生のことは、好き、大好き

小学3年の時からイジメられてた私は人が信じることが出来ない
いつも、『心のどこかでこの人もどうせ裏切る』って思ってしまう
中学生になってもその気持ちが消えなかった

中学一年の三学期
「始業式ってダルいよな~」「校長の話とか意味不明(笑)」
いろいろな愚痴を言う生徒たち
まあ確かに始業式には出たくない、だって全校生徒が集まるから

「起立、只今より始業式を始めます、一同、礼」
司会の先生によって式が始まる
「ここで新しく来られた音楽の先生を紹介します、日野田敬太(ひのだけいた)先生です。では先生、自己紹介をお願いします。」
そこには、大人しそうな若い男の先生が立っていた
日野田「日野田敬太です、担当楽器はピアノです、よろしくお願いします」
私『すごく大人しそうで頼りになりそうにない先生だなー』そう思っていると式は終わった
これが初めて先生と会った日

~教室~
?「橋河さん、あの先生どう思う?」
私「あっ、姫野さん、あの先生って日野田先生のこと?」
姫「そうだよ~他に誰が居るの?ww」
この子は友達の姫野悠華(ひめのゆうか)性格は、明るくて真面目でハキハキしている、そして優しい
私「日野田先生、大人しくて、頼りない感じ」
?「何話してるの?」
姫「おう、栗さん!新しく来た日野田先生のこと話してたんだ」
栗「なんか、日野田先生の声小さくて全然頼りない感じだったね~」
姫野さんが栗さんと呼ぶこの子は、友達の栗林菓奈絵(くりばやしかなえ)性格は、明るくてマイペースな感じ
姫「音楽の授業どうなるかな?」
栗「さあーね~逢夜歌はどう思う?」
私「日野田先生の授業は、なんか騒がしくなりそう」
二人「だよね~」
この時私は、このあと先生を好きになるとも辛いことが連続で起こるとも思ってなかった…