君と私の最後の日。

「…っ」

スマホを手に取って

「PM6:24…?!!」

時間の経過に絶句した。

それ以上に…

「え…」

私が絶句したのは…

「きゃああああっ!」

隣の寝顔。

「雷くん…?!」

「ん…」

隣で寝ていたのは、雷くんだった。

「ちょっと、風邪がうつるから!
私の隣にいちゃだめ!」

「あぁー?別にいいだろ、お前は、
俺の、女、だ。一つ屋根の下なんだから
俺に好き勝手させろ」

「そういう問題じゃないの!
今すぐ出てって!」

「眠いのに起こしやがって…何される
覚悟も出来ているんだろうな…?」

「お、起こしたのはごめん!だけど
何もしないでください!そして
出ていってください!」

「はぁ?今更出ていく訳ねーだろ??」

「なら私が出ていくから!」

そう強気な事言って飛び出したけど

「─きゃっ」

いきなり後ろから抱き着かれた。

「俺から逃げても…無駄だけど」

…?!