君と私の最後の日。

足がうまく立たない。
筋肉が震えて…機能しない。

「足、立たねーの?」

気付かれた。

「立てる…きゃ?!」

雷くんがいきなりお姫様だっこをした。

「ちょっと、待って!///歩けるから!」

「無理だろ、てか着いたぜベッド」

「あ、ありがと」

「暴れるなよ、じゃーな」

暴れないし。

その一言で雷くんは出ていった。

「はぁ…」

体が熱い。熱があるよう。

「良い匂い…」

枕の匂いを嗅ぐ私は変態かもしれない。
雷くんの匂い…やっぱ、変態か。

寒いのか、熱いのか…
本格的な風邪かも。

「ふー…」

匂いで…雷くんの事が恋しくなる。

「寝れない…」

しかし私の体は気持ちと裏腹に、
眠りに包まれた。