君と私の最後の日。

「やっと出ていってくれた…」

迅速で着替えを済ませ、髪を乾かした。

「ふえっ…くしゅ!」

いっぺん大きなくしゃみをした。

「風邪ひいたかもな…」

まずい。大会がもうすぐなのに…
練習を休んだら駄目だ。

風呂から出て、雷くんのいるリビングへ
行った。

「よー痴女」

「…もうやめて」

好きで丸見えにしたわけじゃないし。
大体丸見えにさせたのは雷くんじゃん。

「結城、何か顔赤くね?」

「は…照れてないし…くしゅっ!」

「いや、照れてる照れてないじゃなくて
単純に風邪ひいたんじゃねぇの…」

「…そんなわけ…くしゅっ!」

「長い時間裸だったから…あーあ、
これは風邪ひいたな」

「…っ!、雷くんのせいだよ…」

「くしゅっ!とか言っといて今更?」

「…知ってるし…さむっ」

「寝室行けよ、俺のベッド貸してやる」

「ご、ごめん、借りる」