うち、リビングなんてない

…何て言えるか?
確かにキッチンと押し入れと居間だけ
だけど…

とにかく広っ!

「み○やサイダー。注いできた。
おっ…とっ…とっ…とっ…おぉ?!」

こけた雷くんがサイダーとともに
私に突っ込んできた。

「嘘!」

バシャーン!

「あ」

「服が濡れた…パジャマに着替えて…
スクバに入れてきたから取ってくる」

「お前ベタベタだろ?
風呂入ってこいよ」

「…!ま、まじ?」

「いいよ、行ってきて
そこの角曲がってドア開けたらバス」

「ありがと」

「お湯沸かしてあるぞー」

…男の子の家の風呂。

身体ベタベタ。

我慢できない!

てか雷くんの謝罪まだかよ!