私の大声に振り返る


「ケー番?」

「は、はい!」


歩み寄る距離が恥ずかしい


「間違ってたらゴメンね」

ま、間違えないでください!

番号を読み上げてるのを
必死で聞きとる

「あ、ありがとうございます」

私の顔を見てまたニコッと笑う

「お疲れ様」

「は、はいおつかれさまです」




どうだ、やったぞ私!!

心臓がドキドキして
手が震える


見送る背中がちょっと悲しい