インターネットの歌い姫




目を開けたはずなのに目の前が真っ暗。

自分は、その方に目隠しされているんだなと気づいた。

それに後ろから椅子ごと抱き締められているんだなと知った。


『...誰ですか?話してください!見えません!』


「誰とは失礼だな…。俺のことしらない子とかいたんだー。はじめてだよ、そういう子。」


『知らないものは知らないです。いい加減手を離してください』


視界を塞いでる手をどかそうとするけれど、全然とれなくて、逆に抱き締める力が強まる。