「黛、ずっと前から俺はお前のことが好きだった。俺と付き合ってほしい。」
今わたし、体育館裏の第3倉庫の前にいるの。
なんでいるかっていうと、翔くんの声が聞こえたから。
そしたら、香里に告白してたって訳。
ほんっとショック。
まさか翔くんが香里を好きだったなんて!
「あ、あのぅ…、翔先輩…。」
ん?香里が何か言い出した!
しっかり聞かなきゃ!
「ん?なに?」
「わ、たし、すっごく気持ちは嬉しいと思っています。でも、別に好きな人がいるんです。ごめんなさい…。」
「そっか。ごめんな、話きいてもらって。」
「い、いいんです。」
「ありがと、じゃあな。」
あ、翔くん行っちゃった…。
でも、香里が断ってくれてよかったー!



今は掃除時間。