PAIN LOVE ~それぞれの思い~

てもらっていいですかぁー。」
と、少し不機嫌そうな声が聞こえた。
その声の主は…
「あ、ごめんなさいお兄さん!今日はお勉強会の日でしたの?」
私のおにいちゃん。
ほんっとめんどくさい。家に帰るとこんなお嬢様演じなきゃいけないし。
あ、ちなみに、私の家はお父さんの方が『真田財閥』の会長で、お母さんの方が、『保原医学大学病院』の院長をお祖父ちゃんが勤めてて、お母さんがそこの看護婦長。あ、『保原』は、お母さんの旧姓。
「うん。だーかーらぁー、ひとみんは、待っててねー。」
うん。ここでイケメン完璧生徒会長のキャラが崩れますねー。
「相変わらずシスコンだなっ!透也も。」
すかさず翔くんのツッコミが入る。
そして、私もここで引き下がるわけにはいかない。
「まっ、待って!今日は瞳もお勉強してもいーい?最近、成績が大変なことになっててぇー…。いーい?」
上目遣いでお願いしてみる。