「あ、ひっと。」
家に帰って、自分の部屋からリビングに向かって歩いていると、玄関に私の大好きな人物が!
あ、ちなみに、『ひっと』っていうのは、翔くんが私のことを呼ぶときに使っているニックネーム?的な感じのやつね。
翔くんしか呼ばないけど。
「かけるくーん!」
そう呼んで、おもいっきり抱きついた。
そしたらさ、翔くんが、苦笑いしながら私のことを離したの。
そして、
「だーめ!もう俺ら年頃なんだから。」
なに言ってんのよ、この人は。
もう、とぼけよう。
「なにがぁー?あっ!」
「どうした?」
と言って、顔を覗き込んでくる。
ヤバイヤバイ。ホントにイケメンがそういうことしちゃダメなんだって。
よし、さりげなくあの事を聞いてみよう!
「翔くんは、好きな子いるのー?」
「おしえなーい。」
「おーい。そろそろラブラブタイム終わっ