透也 side



今俺は、生徒会室にいる。
だがしかし、全く仕事に集中できない。
昨日のひとみんのことが気になってしょうがない。
「どしたの?顔色悪いよ、透也君。」
今声を掛けてくれたのは、俺の彼女の、川口美圭。
顔は、瞳には負けるけど、ホントにかわいい。
「そうですよ会長。少しお休みになられた方が…。」
今のは大塚奏芽。
俺が信頼する生徒会の1人。
「悪いな大塚、気を遣わせて。じゃ、お言葉に甘えて。」
少し休みたいし、俺は先に帰らせてもらうことにした。
「はい。明日は体調を万全にしてきて下さいね。」
と、にこやかに言われたもんだから、俺も気合いが入るわけよ。