告白されてた香里は遅れてくる。
だから帰ってきたらわざといってやるんだ。
あ、来たっ!
「かおりぃ~、もう掃除始まってるよ~。どこ行ってたのぉ~?香里が遅れるなんて、めっずらしぃ~!」
「わぁ~、ゴッメーン!ちょっと先生に呼び出しされててさー。」
うそつき。
全部知ってんのに、こっちは。
親友に嘘つくなんて、最低。
「なに?私に嘘つくんだ。親友なのに、さいってー。」
うっわ、顔真っ青になってるし。
「な、なんのこと?先生に呼び出されたんだって。」
目が泳いでるし。
「まだ嘘つくんだ。翔くんに告白されてたこと、知ってんだよ。私に同情して、その事言わなかったんでしょう?私は、同情されるくらいなら、ちゃんと話してほしかった。多少のショックはうけるけど、そんなことで香里との友情が壊れるなんて思ってないし、翔くんへの想いだって、壊すつも