「好きだよ。ぜひともこの俺と付き合ってくれないかな、真田さん？」
私、真田瞳。今、お友達の高松くんに告白をされています。
断るけどね！
「え、あ、あの～、私、別に高松くんのこと友達としか…。」
「あ、あのさ！」
私が最後まで言い切る前に高松くんに遮られた。
「そ、その先聞くと、俺悲しすぎて死ぬかもしれないから、言わないで。」
と、苦笑いしながら言ってきたから、何だか私も申し訳なくなっちゃってさ、
「あ、うん。なんか…ごめんね？」
なんて、謝っちゃったよ。
「あ、うん。気にしないで。」
って言われたけど。



「あーあ。瞳ー、また告白ー？」
教室に戻るなりいきなり嫌みったらしく言ってきたのは、私の親友の黛香里。
「あー、まぁー、うん。」