凸凹幼なじみの初恋

放課後。

隼人はバスケ部に入っていて、体育館にいる。

千華は体育館に行き、隼人に気付かれないように体育館を覗いた。

そこには、汗でビッショリのユニホームを着て、生き生きとバスケの練習に励んでる隼人がいた。

カッコ良すぎて千華はクラクラしてきた。

「あーこの子隼人の彼女じゃね?」

後ろからそう言ってきた男子の群れが千華に近づいてきた。

千華のクラクラは一瞬にして消えた。

男子たちの方を振り返る。

千華に”怖い”という言葉が頭をよぎった。

「え、マジ?」

「思ってたより可愛いじゃん」

「ねぇ、ねぇ、隼人とはどこまでヤッたの?」

「別れる予定は?」

次々と聞かれる千華への質問。千華は何を言って良いのか分からず手間取っていた。

「それって、隼人に挙げるチョコ?」

「へー見せて見せて~?」

一人の男子が千華の持っていたチョコに気付き、チョコを取ってきた。

「えっ、ちょ、返してください」

必死に言う。

でも中々返してくれない。

どうしよう…。

怖い。
怖いよ。

隼人くん。

助けて…。

涙が、目に溜まる。

バーン!!

男子の持っていたチョコがバスケットボールに当たり、チョコが宙を浮いた。
横を見ると隼人がチョコを、受け取り男子を睨み付けていた。

「俺の千華に何してんの?」

男子たちは隼人にビビり、走り去って行った。千華は力が抜けて、へにゃへにゃとその場にしゃがみ込んでしまった。

隼人は千華にビックリして、千華と目線を合わせるように自分もしゃがみ込んだ。

「大丈夫か?千華」