凸凹幼なじみの初恋

「えぇ…」

「でもまぁ、千華に好きな人いるのなら仕方ないね…
…で?告白はしたの?ってかするの?」

あかねは少し真剣な顔で千華に言った。

さっきのテンションの高い顔ではなく、真剣な…顔で。千華は俯き隼人の事を思い出しながら、あかねと相沢に言った。

「告白…はしない。失恋しちゃってるし…。その人学校一のモテ男だし、私なんかが敵うわけないし…」

「本当にそれで良いの?」

「え」

ずっと黙っていた相沢が口を開けた。

千華もだが、あかねも少しビックリしているようだ。

でもあかねは直ぐに元の真剣な顔に戻り、相沢の方を向いた。

「本当にそれで良いの?気持ち伝えてないのに。諦めちゃって」

「諦めるも諦めないも、失恋しちゃってるんだし気持ち伝えたらら伝えたで、相手の事困らすだけだもん」

千華は涙が込み上げてきた。

あの、クリスマスの日のように。

すると、いきなり左の頬にジーンっと痛みがつたわると同時に

「バチーン!」っという音が部屋に響いた。

少しの間の沈黙。