凸凹幼なじみの初恋

「おっはよー!横井さん。一緒にバス乗ろー!!!」

テンションの高いあかねが、隼人の言葉を消し千華に抱き付いてきた。

「うわわ…き、北村さん…おはよ…」

千華はあかねに言われるがままにバスへ乗った。

ふと、隼人の方を見ると偶然にも目が合ってしまい、今度は隼人の方から目をそらしてきた。

さっき…何を言おうとしたんだろ…。

聞きたいようで…聞きたくない…。

そんな、もやもやな気持ち。

隼人に頭にのせられたタオルを少し眺め、鞄に直しあかねたちとお菓子交換をして、バスの中は大盛り上がりだった。

人見知りの千華でも、あかねといると世界が広がったように楽しかった。


目的地に付き、クラス皆で写真を撮ったり、大阪の名物を食べたり見たりして旅館へ行った。もちろん、隼人とは一度も喋らず過ごした。


温泉で皆が体を休ませている時、

「横井さんって眼鏡取って、髪下ろしたら可愛いよね」

と、思いがけないことをあかねが千華に言った。

千華はいきなりそんな事を言われ戸惑うばかり。