幻~Summer~


ご飯を食べた後






おばあちゃんに案内された部屋は



机と布団が用意されてあった。



「「おめの母さんが使ってたやつだけ ど、綺麗なまんまだがら」」





障子をあけてみれば






小さな星がたくさんあって…






少し遠くに山みたいなものが見えた。







「おばあちゃーん、あの山なあに?」


「「山ってほど高いわけじゃないけどね、上の方に神社があるんだよ」」





「ふーん…神社かぁ」







「「すごい古いんだけどよぉ、小さな石像があってなぁ… 病気や怪我を早く治してくれるってのでばあちゃんも行ったことあるんよ」」




「ここに神社は一つだけ?」



「「あぁ、そうだよ」」












私が迷い込んだのはそこだったのか…










爽太はなんであそこにいたんだろう…