幻~Summer~

















ずっと言えなかったのは

.

口にすればもうこれで




二度と




先生とはもうダメだって



そう…



思ってたから








何も知らないまま




先生を好きでいたあの時のさよならは



先生との再会を連れてきてくれた






だけど




きっともう



今離れる選択をしたら




二度と



もう二度と



先生の傍にはいられないって









先生も


きっとそう思ってるって


本当は分かってた
















あの時と同じなのは



私が何ひとつ変わらない子供だってこと




あの時と…違うのは




大人になってもそれは


先生とは


埋められないんだってこと










抱きしめる腕が最後だって


私を抱く




体が


痛いくらいに切なく軋んで







先生の腕の中で





このまま息が止まってしまえばいいって思った