その目で私にはわかった。 君がどんな判断をするか。 「美玖、三日前に意識が戻ったんだ。」 「そっか…よかったね」 もうすぐ冬になるせいか、もうすでに暗くなり始めて 夕暮れがとてもきれい。 そんな中私と直斗は誰もいない道を静かにゆっくり歩く。 「…でも後遺症があるみたいで… あれから美玖、前以上に不安定になって…」 そのあとに続く言葉はわかってる。 だから…