学校をでたところで携帯が鳴る。 『今から会えない?』 直斗からだった。 『いいよ』 そうすぐに返信する。 いい話なのか、悪い話なのか、想像がつかなくていろんな意味でドキドキする。 『じゃあ久しぶりに放課後デートしよ? いつものところで待ってるから』 その文を見て私の頬はきっとゆるみまくってる。 久しぶりのお誘いに信号待ちがいつも以上にうっとおしい。 走って走って集合場所にたどり着く。