私には嫌いなものが多すぎる。





・・・・・




「やっぱ断ろっか?」





最近毎日春姫と仙崎一緒に帰っていた。




だけどやっぱりカップルなのだから、と今日は二人で帰ったら?と提案したが、


いざ放課後になるとそんな確認をしてくる。







「いいってば!ほら、仙崎待ってるよ」





トンっと春姫の背中を押し、手を振るとやっとしぶしぶ二人で帰っていった。







やっぱりもう、直斗の姿はなくてまた溜息をつく。