私には嫌いなものが多すぎる。






「ふぅぅぅ…やっぱ家より外のふろのほうが気持ちいーなぁ!」


「だな」




今にも泳ぎだしそうな瞬の腕を捕まえてそういう。





「いいじゃねーか!今誰もいないんだし?」




ぶーぶー言いながらそういう瞬はほんとに子供だと思う。





「そーいえばお前真桜ちゃんのこと好きなんだろ?」



「っ!うっさい」




いきなり出てきた"真桜"の言葉に心臓がはねた。